うっひょー、今日も地球のパンケーキは最高だぜ!宇宙にはこんな美味い『高糖分・高脂肪』の食べ物はないからな
ヤーモリ、またパンケーキかい?調査の合間に地球の食べ物に夢中になるのはいいが、その食習慣が君の脳のパフォーマンスを低下させる可能性があるぞ。
なんだって!この高性能な僕の頭が、パンケーキごときでポンコツに?根拠はどこにあるんだ!
これだ。地球の最新論文によると、飽和脂肪や精製糖質が多い食事が認知機能を損なう可能性があると言われている。
認知機能…。具体的には何がヤバいんだ?僕らの任務に関わることか?
特に空間ナビゲーション能力に影響が出る可能性があるって話だ。君がよくワープ座標を間違えるやつに関係あるかもしれないな。
ぐっ…耳が痛い。ってか、空間ナビゲーション能力って、そもそも何なんだ?
それは「迷わずに目的地に着く能力」のことだ。三次元空間の物体の位置や方向、距離を正確に把握する力だ。地図を読んだり、運転中に距離感をつかんだり、移動する上で超重要な能力だ。
ふむ…じゃあ、迷子にならないためのGPSみたいなものってことか。
まあ、君の脳の中にある天然のGPSみたいなものだ。脳の頭頂連合野ってところが担当している。
その大事な能力が、僕の大好きなパンケーキでやられるのか?
この論文が示唆しているのは、高脂肪・高糖分食が、このナビ能力に関連しているかもしれない、という点だ。
なるほど。じゃあ、食べても絶対に迷子になるわけじゃないんだな。
そうだ。だが、リスクは高い。以前のように、地球の調査中に迷子になったことも、パンケーキが関係しているかもしれないな。
よし!次からは、高脂肪・高糖分食の摂取量と、ワープ成功率の相関を記録してみるか!
それが地球人の調査に役立つかどうかはわからないが…まあやる気になったのはいいことだ。その前に、まず目の前の皿の誘惑に勝つことだな。
そうだな!しかし… くそー!誘惑が強すぎる!あー、もう一枚だけ!!
早速負けてるじゃないか…